
ニュージーランドは各地で開発が進み、次々と新興住宅地が誕生しています。オークランド市内中心部から25キロ程度北上した「ロングベイ」はまさに開発真っ盛りで、これからの発展が期待できる地域です。本記事は、オークランド在住で不動産会社を経営する著者が、現地でしか掴めない不動産事情をレポートします。
アルバニー、オレワ近辺に続き、まさに開発真っ最中
オークランド市内中心から北へ約25キロ進んだところにあるエリア、ロングベイ。知人が「新しくできたカフェがお勧めよ」と教えてくれたので、早速出かけることにしました。
ベイの手前にあるブラウンズベイまでは、よく仕事で行くのですが、北の方面へ向かうときは高速道路を使うため、ロングベイはあまり通りません。我々にとっては盲点ともいえるエリアでした。
いざ赴くと、新しい道路が作られ、その向こうでも丘を切り開き、まさに宅地造成している最中でした。アルバニー、シルバーデールやオレワ近辺…北方面では、牧草地を開拓して住宅造成している光景は見慣れたものでしたが、ロングベイまでも同じような状況であったことに驚きました。




上記の写真は集合住宅やレストランを撮影したものですが、これらの建物が完成したそばにある丘には、まだまだ住宅地を開発している光景も写っています。あと半年から1年ほど経てば、また新たに住宅地が誕生するでしょう。
現状はスーパーマーケットが1店舗あるほか、パブやカフェ、スポーツジムなど商業用設備が整いつつある半面、まだまだ人口が少ないことから、十分なビジネス効果は得られていません。しかし、住宅が完成して街が賑わい、忙しくなることを期待して、現在はビジネスの基礎固めをしているところだといえます。
新興住宅地の相場は、90万~130万NZドル程度
近年、このような新興住宅地を開発する動きが目立っています。北でいえば上記で述べた地域、西はホブソンビル、クメウ、東はボタニーダウン近郊、南はタカニニ、パパクラ、プケコヘなど、牧草地や丘を切り開いて住宅開発を進めています。さらに、南はワイカト地方との境界周辺も勢いを増しています。
我々は毎月オークランドの平均値をお知らせしていますが、読者の皆さんはきっと新興住宅地の価格帯も気になるところでしょう。
1戸建ての場合、相場は90万NZドル台から130万NZドル。ベッドルームは3~5つあり、バスルームは必ず2つはあります。家によってはリビングルームが2つという場合もあり、130万~150万NZドル台のお家は大家族向きといえるでしょう。
ニュージーランドは車社会であるため、高速道路が無料だったり、出入り口が豊富だったりと、車移動の自由度が高いのです。ラッシュアワーのストレスはありますが、オークランドに住む人々の時間差出勤や自営業率の高さといった生活環境を考えると、暮らしやすい街であるといえるでしょう。
2020年1月の販売実績
ニュージーランド国内平均販売価格、71万ドルを越えました。対先月0.9%上昇。オークランドも1.3%上昇で95万ドルとなり、じわじわと100万ドル台へと進んでいます。

Author Profile

- Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長
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元ツアーコンダクター。世界を周る中で、オセアニアのニュージーランドとオーストラリアを添乗したことがきっかけで、NZオークランドに移住を決意。淡路阪神大震災を経験したこともあり、1996年にオークランドへ移住実行。
「住居さえあれば暮らしは成り立つ」とワンルームマンションを購入したことがきっかけで不動産業界に参入。
20年間所属していた現地大手不動産仲介会社Harcourts(ハーコウツ)から、2018年創業の新しい不動産仲介会社Arizto(アリスト)Ltdに移籍。デジタル化社会・SNS時代に適合した独自システムを活用しながら、新時代の不動産コンサルタント業務に従事。精力的に活動している。
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