【連載第137回】NZ最新不動産事情…いま最も投資に適した地域はどこか?
2019年5月10日
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ニュージーランドでは法改正により、2018年10月から外国人による中古物件の購入ができなくなりました。そのため、外国人による不動産投資の対象は新築物件が中心になります。今回は、ニュージーランドのなかでも開発が進み人気が高まっている地域と、手ごろな新築物件の実例等を紹介します。
ホットな開発地区「南オークランド」
筆者が所属している不動産のフランチャイズ会社では、四半期ごとに表彰式があり、セールスの成績によって個人およびフランチャイズオフィスが選ばれます。参加者たちは表彰結果を通じ、「その時期のホットな営業成績地域」を知ることができます。
この5年間で多く表彰台に上がっているのは、南オークランドの地域、パパクラ、マヌエラ地域の個人セールスマンたちやオフィスです。そして、販売された物件の地域とも、しっかり合致しています。売買が盛んに行われているということは、それだけ開発が進み、勢いよく宅地造成されていることの証左でもあります。
では、実際の物件をご紹介しましょう。
◆マヌエラ地域の物件例◆
オークランド中心から車で30~40分、またはマヌカウシティーの中心地まで10分という距離。それら地域に勤務する人、もしくはワイカト地方のハミルトン向けに仕事場を求める方にとっても、ベットタウンとしてよいロケーション。空港へのアクセスも良好。




仕様:2ベットルーム・1バスルーム・1カーポート、約60㎡
価格:NZ$650,000
敷地内には16戸の2LDKが建設され、4LDKも4戸、今後さらに2~4LDKの物件10戸を計画中です。若いファーストホームバイヤーや、リタイア組の熟年層に適した物件です。
近隣には商店街があり、高速道路の出入口へも近く、交通の便は良好。実は、8戸まとめて一気に購入していった投資家もいます。またつい最近、弊社では2戸まとめ買いした投資家のお手伝いもしました。この記事が出るころはきっと、この16戸は完売していることでしょう。
次に予定されている、販売価格60~80万ドル台の10戸の建築も待ち遠しく思われます。市内のアパートとくらべると、ゆったりした感があるため、投資家や自己居住者のニーズに合致した物件のひとつであるといえるでしょう。
日本の皆さんには、ニュージーランドの中古物件の購入をお勧めすることができなくなりました。ですが、そのかわり、新築の集合住宅(22戸以上、開発会社が政府から認可を得ている物件)の一部購入と、自らこの種の物件開発をするという投資の道がありますので、引き続きニュージーランドに投資の目を向けていただければと思います。現地では、「外国人が不動産を買えなくなった」というニュースが先行しており、そちらについても後日改めてご案内したいと思います。

2019年4月のマーケット状況
オークランドの不動産の平均販売額は90万ドルを切り、80万ドル後半の数値が出ました。市役所が出す評価額より10~15%上昇の物件もあれば、10%ダウンした価格で売買が行われているものもあります。
とくに新築開発物件の売り値は、マーケットの低迷から高値がつかず、次の開発へと進めたいがために値下げして売り切る開発会社も出ていますので、投資家にとっては買い時だといえます。
とはいえオークランド西方面は、オークション売りも引き続き活況ですし、市役所の評価額より高めで動いています。もともとセントラルよりお手頃感のある地域ゆえ、セントラルの物件を購入するほどではないけれども、ある程度の予算を持つ人々に注目されることで、西方面の売り値が保てているのではないかと考えています。
よい場所に建築された高額物件も、現在のマーケットの雰囲気では高値で売れにくい感があるため、一般投資家にとってはお手頃価格で買えるチャンスかもしれません。
Author Profile

- Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長
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元ツアーコンダクター。世界を周る中で、オセアニアのニュージーランドとオーストラリアを添乗したことがきっかけで、NZオークランドに移住を決意。淡路阪神大震災を経験したこともあり、1996年にオークランドへ移住実行。
「住居さえあれば暮らしは成り立つ」とワンルームマンションを購入したことがきっかけで不動産業界に参入。
20年間所属していた現地大手不動産仲介会社Harcourts(ハーコウツ)から、2018年創業の新しい不動産仲介会社Arizto(アリスト)Ltdに移籍。デジタル化社会・SNS時代に適合した独自システムを活用しながら、新時代の不動産コンサルタント業務に従事。精力的に活動している。
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